実家が空き家になったものの、売却するにはまだ抵抗がある…という方は多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、実家を貸し出すという選択肢です。
「空き家を貸す」と聞くと、家賃収入だけがメリットのように思えますが、実はそれ以外にも様々な恩恵があります。
実際に祖父の家を受け継ぎ賃貸をしているわたしが「実家を貸し出すことで得られる5つのメリット」を詳しくご紹介します!
1 管理の手間から解放される
家は住んでいないとあっという間に劣化します。
雑草などで庭が荒れ、どこからかゴミや虫なども侵入してきます。
そのため空き家は定期的なメンテナンスや掃除、庭の手入れなど、様々な管理が必要です。
わたしも祖父の家が空き家になり、空気の入れ替えや掃除などのため定期的に訪問をしていました。
草刈りしても、翌月には雑草が復活しているので絶望したこともあります笑。片道1時間かかるので、それも大変でした。
しかし空き家を貸し出すことで、管理の手間やストレスから解放されます。
特に遠方に住んでいる場合や、仕事などで忙しい場合は、これだけでも大きなメリットと言えます。
2 家賃収入が得られる
空き家を貸し出すことで、毎月安定した家賃収入を得ることができます。
不動産は持っているだけで固定資産税やその他維持費がかかりますが、家賃収入によりこれらの支払いに充てることができます。
「お家を貸すと、設備が壊れた時に大家さんの負担になっちゃうでしょ?」と言われることがよくありますが、これらに関しても家賃収入でまかなうことができます(そもそも住んでいなくても設備は劣化します)。
また、将来的に実家を使う可能性がある場合でも、家賃収入を貯蓄しておくことで、リフォーム費用や引っ越し費用などに備えることができます(期間を定めて貸す「定期借家契約」という方法もあります)。
賃貸に出す費用を考慮しても、空き家のままと比較するよりも大きな利益を得られるでしょう。
3 節税ができる場合もある
上記のように空き家にかかるコストは意外と大きいです。
固定資産税、火災保険、最低限のライフライン、その他にも修繕や移動の交通費…。
これらは空き家のままではただの出費ですが、賃貸を開始することで一部経費になる場合があります。
すごーく簡単に説明してしまうと
「年間の家賃収入は100万円だけど、費用が20万円かかったから利益は80万円です!」
と確定申告することで、支払う税金が安くなります。
お給料も100万円より80万円の方が支払う税金は少ないですよね、そのようなイメージです。
そのほかにも、空き家を貸し出すことで固定資産税や都市計画税などの税金が軽減される場合があります。
このあたりは市役所などや税務署で詳しい説明を受けることも可能です。
税務署は無料で相談に乗ってくれるので、わたしも税金関係で分からない事がある時はよくお世話になっています(一般的な質問は電話でも可能です)。
4 経営の知識・経験が積める
これから資産を増やしていきたい人や経営の経験を積みたい人にとって、実家を貸し出すことは非常に良い機会になります。
「ただ家を貸すだけでしょ?」と思われがちですが、不動産を貸し出す過程で
- 収支を管理するため会計の知識が得られる
- 節税の知識が得られる
- 契約や法律の知識も得られる
- 不動産管理会社さんや修繕の業者さんとのやりとりが経験できる(仲間も増える)
- マーケティング能力が向上(市場調査、企画、物件のブランディング、販売促進)
- 個人事業主として開業届を出すこともできる
などさまざまな知識・経験・スキルが得られます。
実家を貸し出すということは「不動産賃貸経営をする」ということです。
怖がる必要はありませんが、経営に挑戦できる素晴らしい機会になると私は考えています。
5 地域活性化に貢献できる
空き家は地域においても問題視されていますよね。
衛生環境の悪化や火災・犯罪・不法投棄など様々な危険性が潜んでいます。
しかし空き家となった実家を貸し出すことで、地域に新たな住民を呼び込み、活性化に貢献できます。
まとめ
実家を貸し出すことは家賃収入以外にも、管理の手間から解放、節税、経営スキルの向上、地域活性化に貢献など様々なメリットがあります。
空き家の活用方法に悩んでいる方は、売却する前に一度、貸し出すことを検討してみてはいかがでしょうか?
実家を貸し出すために必要な知識は、このサイトで知ることが出来ます!
この記事が、空き家で困るあなたの助けになれば嬉しいです。
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