実家を貸すときの家賎相場はどう調べる?適正家賎の決め方を大家が解説

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「実家を貸したいけど、家賃をいくらに設定すればいいかわからない…」

「相場より安く設定して損したくないし、高すぎて入居者が決まらないのも困る」

はじめて実家を貸すときに、多くの方がこの悩みを抱えています。わたし自身も最初は「いったいいくらで貸せばいいんだろう?」と頭を抱えました。

先に結論をお伝えします。実家の家賃相場を調べる方法は、大きく「ネットで調べる」「管理会社に査定してもらう」の2つです。この2つを組み合わせることで、適正家賃をかなり精度高く把握できます。

この記事では、実際に築45年の一軒家を賃貸に出した大家のわたしが、家賃相場の調べ方から適正家賃の決め方、失敗しないための注意点まで、丁寧に解説します。ぜひ最後まで読んでみてください😊

まだ「そもそも実家を貸すべきかどうか」で迷っている方は、まずこちらをどうぞ。
👉 【売却前に知っておきたい】実家を貸す5つのメリット!家賃収入だけではありません

実家を貸すときの「家賃相場」とは何か?

家賃相場は建物の状態(築年数、設備、間取りなど)だけでは決まりません。立地や周辺環境にっても変わります。

たとえば「築30年・3LDK・駐車場あり・最寄り駅徒歩15分」といった条件が似た物件が、周辺でどのくらいの家賃で募集・成約されているか。それが相場になります。

相場から大きく外れた家賃設定をすると、以下のような問題が起きます。

  • 高すぎる場合:入居者が決まらず、空室が長期化する
  • 安すぎる場合:本来もらえるはずの収益を逃し、長期的に大きな損失になる

だからこそ、最初の家賃設定は慎重に、でもちゃんとした根拠をもって決めることがとても大切です。

家賃相場を調べる3つの方法

家賃相場を調べる方法はいくつかあります。それぞれの特徴と使い方をお伝えします。

SUUMO・HOME’S・athomeで周辺物件を検索する

まず手軽にできるのが、賃貸ポータルサイトで周辺の類似物件を検索する方法です。

SUUMOHOME’Sathomeなどの大手ポータルサイトを使って、以下の条件を絞り込んで検索してみてください。

  • エリア:物件と同じ市区町村、または最寄り駅の沿線
  • 間取り:貸したい物件と同じ間取り(例:3LDK)
  • 築年数:なるべく近い年数帯(例:築20〜30年)
  • 物件タイプ:一戸建て or マンション・アパート

検索結果に出てきた物件の家賃を10〜15件ほど確認し、その平均・最低・最高を把握しましょう。これだけで「だいたいこのくらいの範囲」というイメージが掴めます。

ただし注意点があります。ポータルサイトに掲載されているのはあくまで「募集中の物件」です。実際に成約した家賃(成約賃料)とは異なる場合があります。掲載されている家賃よりも、実際の成約賃料は少し低めになるケースが多いです。

国土交通省の「賃貸住宅市場レポート」を確認する

国土交通省は全国の賃貸住宅市場のデータを公表しています。「賃貸住宅市場レポート」では、都道府県別・間取り別の平均賃料の推移を確認することができます。

細かいエリアや築年数の絞り込みはできませんが、都道府県単位での大まかな相場感を把握するには有用なデータです。「うちのエリアは全国平均と比べてどうなの?」を確認する目安として使うといいと思います。

管理会社・不動産会社に賃料査定をしてもらう

管理会社や不動産会社に賃料査定(家賃査定)を依頼することも有効な方法です。

査定では、物件の築年数・間取り・立地・設備・状態などを総合的に評価した上で、「この物件なら月〇〇円が適正」という具体的な数字を出してもらえます。しかも基本的に無料でやってもらえます。

ポータルサイトの検索では掴みきれない「実際の成約賃料の水準」や「このエリアの空室状況」まで教えてもらえるので、圧倒的に精度が高いです。

複数の会社に査定してもらうと、それぞれの提案額を比較できてさらに精度が上がります。一括査定サービスを使うと、手間なく複数社の査定が受けられるのでおすすめです。

適正家賃を決めるときに見るべき4つのポイント

相場を把握したら、次はいよいよ「自分の物件の家賃をいくらにするか」を決める段階です。以下の4つのポイントを参考にしてみてください。

築年数・間取り・広さ

家賃に最も大きく影響するのが、築年数・間取り・延床面積(広さ)です。

築年数が古いほど家賃は下がる傾向があります。ただし、リフォーム・リノベーションを実施した物件は、築年数が古くても高い家賃で成約するケースも多くあります。間取りと広さは「同じエリアの似た物件」との比較で判断しましょう。

立地・最寄り駅からの距離

都市部では最寄り駅までの距離が家賃に大きく影響します。一方、地方エリアでは車通勤が前提のため、駅距離よりも「駐車場の有無」や「主要道路へのアクセス」が重視されることも多いです。

実家がどのエリアにあるかによって、重視すべき立地条件が変わってきます。地元の管理会社に相談するのが一番の近道です。

設備・リフォームの状況

エアコン・給湯器・キッチン・お風呂・トイレなどの設備の新しさや状態も、家賃に影響します。特に水回りの古さは入居者が気にするポイントです。

「リフォームした方が家賃を高くできるの?」という点については、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 空き家を貸すならリフォームした方がいい?比較検討してみた!わたしの体験談や実際にかかった費用も公開!

周辺の競合物件の空室状況

相場内で家賃を決めるとしても、周辺に空室物件が多い(=供給過多)な状況では、相場の下限寄りに設定しないと入居者が決まりにくくなります。

逆に、エリアの賃貸需要が高く空室が少ない状況なら、相場の上限付近でも入居者が見つかりやすいです。このあたりの市場感は、地域の管理会社が一番よく知っています。

家賃を高くしたいなら「リフォーム」を検討しよう

「相場より少しでも高い家賃で貸したい」と思うなら、リフォームは有効な手段のひとつです。

ただし、リフォームにかけたコストを家賃で回収できるかどうか(費用対効果)をちゃんと考える必要があります。100万円かけてリフォームしても、家賃が月3,000円上がるだけなら、回収に30年近くかかります。これでは割に合いません。

わたしの経験上、費用対効果が高いリフォームは以下のようなものでした。

  • クロス(壁紙)の張り替え:清潔感が出て印象がぐっと変わる
  • 水回りの簡易クリーニング・部品交換:臭いや汚れが気になる箇所を改善する
  • エアコンの設置:「エアコンなし」は入居者が避けることが多い

一方、フルリフォームや大規模改修は費用が大きくなりがちなので、慎重な判断が必要です。管理会社に「どこをどのくらい直せば家賃にどう反映されるか」を相談した上で判断しましょう。

コスパの良いリフォームは家賃アップに効果的なのでおすすめです。宅配ボックス、モニター付きインターホンなど入居者さんが喜ぶ設備を設置する事で家賃が上がる可能性があります。

家賃の決め方でよくある失敗3パターン

家賃設定で後悔しないために、よくある失敗パターンを知っておきましょう。

「感情的な希望額」で設定してしまう

「ローンの返済があるから最低でも月8万円は欲しい」「この家には思い出があるから高く貸したい」といった感情ベースの希望額を家賃にしてしまうケースです。

残念ながら、入居者は貸し主の事情や感情に関係なく、相場と条件を見て判断します。相場から大きく外れた高い家賃では、内覧すらしてもらえず空室が続いてしまいます。

1社だけの査定額を鵜呑みにする

管理会社の査定も、1社だけの意見では偏りがある場合があります。「早く入居者を決めたいから低めに設定しよう」という会社もあれば、「媒介を取りたいから高めに言っておこう」という場合もゼロではありません。

必ず複数社(最低3社)に査定を依頼して、その中間値や理由を比較した上で判断しましょう。

一度決めたら見直さない

家賃は「最初に決めたらずっとそのまま」ではありません。周辺の賃貸市場は時間とともに変化しますし、入居者が退去したタイミングで相場を再確認することも大切です。

特に、長期空室が続く場合は早めに家賃の見直しを検討しましょう。「もう少し待てば決まるかも」と思ってズルズル空室を続けるより、家賃を適正水準に下げて早期入居を決めた方がトータルの収益は高くなることが多いです。

実家の家賃相場を調べるときのQ&A

Q. 査定は無料でやってもらえますか?

A. はい、基本的に無料です。管理会社・不動産会社への賃料査定の依頼に費用はかかりません。断っても問題ないので、気軽に複数社に相談してみてください。

Q. 地方の実家でも相場はわかりますか?

A. わかります。ただし、地方や過疎エリアは賃貸物件の流通自体が少ないため、ポータルサイトで類似物件が見つかりにくい場合があります。そういったエリアでは特に、地域に精通した管理会社への査定依頼が有効です。

Q. 築40〜50年の古い家でも借りてもらえますか?

A. 借りてもらえます。わたし自身、築45年の一軒家を賃貸に出して入居者に住んでいただいています。古い家でも、適切な家賃設定・最低限のリフォーム・しっかりした募集をすれば入居者は見つかります。詳しくはこちら。
👉 空き家を賃貸に出すまでの全手順を大家が解説!費用・期間・注意点まとめ【チェックリスト付き】

Q. 家賃はいくら低く設定しても問題ないですか?

A. 法律上の制限はありませんが、低すぎる家賃には注意が必要です。一度設定した家賃を後から上げることは入居者の同意なしにはできません(借地借家法の保護)。最初に適正な家賃を設定することが非常に重要です。

まとめ:まずは複数社に査定を依頼することから始めよう

改めてポイントを整理します。

  • 家賃相場はポータルサイト検索と管理会社への査定依頼の2本立てで調べる
  • 最も正確で信頼できるのは管理会社・不動産会社への無料査定
  • 適正家賃は「築年数・間取り・立地・設備・競合状況」から総合的に判断する
  • 1社だけでなく複数社(最低3社)に査定してもらって比較することが大切
  • 感情ベースの希望額ではなく、相場に根拠を持った家賃設定をすること

「家賃をいくらにするか」は、賃貸経営のスタートとして最も重要な判断のひとつです。ここで失敗すると、長期空室になったり、本来もらえた収益を何年も取り逃したりすることになります。

まずは無料の賃料査定から始めて、しっかりとした根拠のある家賃設定をしてみてください。一括査定サービスを使えば、複数社にまとめて依頼できて手間もかかりません。

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著者プロフィール
さゆ

戸建て専門の不動産賃貸経営者。
空き家になった祖父の家に困り、賃貸に挑戦する。

過去の自身のような「空き家で困っている人」の助けになるように情報発信中。

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